2023年度「盲ろう者向け通訳・介助員 養成講座(前期/基礎講座)」の報告(5月27日・28日)

皆さんこんにちは。
アップルの会代表の私・山上和が所属しております、栃木盲ろう者友の会「ひばり」では5月27日より「盲ろう者向け通訳・介助員 養成講座(前期/基礎講座)」が始まりました。
この講座は栃木県・宇都宮市からの委託を受けて栃木盲ろう者友の会「ひばり」が実施しています。
私は全盲難聴の盲ろう者ですので、盲ろう者の立場として参加し、受講生にアドバイスをしたりしています。
今年、初めて受講している人は6名、他は再受講している人もいます。
その報告をアップルの会のブログに少しずつアップしていきます。お読みいただけたら嬉しいです♪

最初の2日間は外部講師で、昨年と同様、宮城県から盲ろうの石黒さんをお招きしていただきました。
下記に1日目と2日目をそれぞれに分けて書きたいと思います。

【1日目】
1日目は盲ろう者概論、コミュニケーション概論についてお話があり、午後3時くらいからワークショップがありました。
ワークショップでは手書き文字の演習と音声通訳の演習でした。
わたしは音声通訳の演習で受講生が私のところに来て音声通訳をしていただきました。
講座終了後、kitchen KANEYAで石黒さんとの懇親会・食事会を行い、いろいろなお料理を美味しくいただきながら、私はレモンサワーを2杯飲みました。
ちなみに、私は基本的に家ではカルアミルクを飲みますよ。

【2日目】
2日目はデフベースについての講座です。
デフベースといえば、もともと聴覚障害を持っていたけど、途中で見えなくなって視覚障害を持った人がデフベースです。
午前中はろう者の歴史のお話とデフベースの盲ろう者についてお話が有りました。
午後はロービジョンということで、受講生は弱視になって飲み物を入れる演習を行いました。
残った時間ではコミュニケーションの演習でコピー通訳とイメージ通訳を行いました。
受講生が私のところに来て音声や指文字で通訳をしていただきました。

次回は6月4日(日)に行います。
その日も外部講師で、昨年と同様、千葉県から時松さんをお招きし、移動介助の講座です。
次回の報告までお楽しみに。

(文:山上 和)